【読書】ビールは、本当は体にいいんです!

おうちビール

ビールは裏切らないと思っている@yasumohaです。
いつもなら目次くらいは確認してから本を買います。
しかし、この本はタイトルをみただけでレジに持って行きました。
「ビールは、本当は体にいいんです!」
こんなことを言い切ってくれる本が今まであったでしょうか。
ビールが大好きな紳士淑女はもちろん、苦手という貴方にも知っていただきたいビールの素晴らしい効能がこの本には書いてあったのです。

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ビールの素晴らしい効能

この本の著者は戸部廣康さん。
ビールホップの研究を20年以上にわたって行なってきた方です。
ただ飲んでいる人は周りに沢山いますが、研究を20年も続けている人は聞いたことがありません。
ちなみに、ただのビールではありませんよ。
「ホップ」とついているのがミソです。

注目すべき効能は3つ

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ビールには多くの効能があることをこの本を読めば知ることができます。
その中でも注目すべき効能が3つあります。

  • 老化の原因となる活性酸素の発生を抑制
  • コレステロール・中性脂肪を減少させる
  • 動脈硬化の軽減

どうですか?
どれも思いがけない効能ではありませんか?
老化は防ぐし、スリムにもなれる。
おまけに動脈硬化まで。
実際、次のような報告事例もあるそうです。

2011年1月13日、1日1パイント(約500ミリリットル)のビールを飲むと、糖尿病や高血圧のリスクを減らし、体重を減らすことさえできるというレポートが、バルセロナ大学とバルセロナにあるホスピタルクリニック、それとマドリッドにあるカルロスⅢ世保険研究所の合同県境により発表されました。
P.128

昨今、有名な悪い要素にことごとく有効ではありませんか。
これまで、ビールは飲むと太る、血液がドロドロになる、といったマイナスのイメージしかありませんでした。
しかし、全く反対のイメージですよね。
ビールさん、あんたはやっぱり偉大だよ。

効能の要因はイソフムロン。

では、これらの素晴らしい効能をビールにもたらす要因は何か。
それは、イソフムロンという物質にあるそうです。
聞きなれない単語ですね。
本書によるとビールの原料となるホップに含まれるフムロンという物質が、ビールを醸造する過程で変化したものだそうです。
つまり、ホップだけではダメということ。
ビールになる過程でイソフムロンに変化することで、初めて効能を得られるということです。
そんなわけで、ビール「ホップ」なのです。

やっぱり飲み過ぎはダメ。適量は1日500ml。

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photo credit: PtM 1985 via photopin cc

よし、ビールが体にいいことは分かった!
ホップに含まれる有効成分を摂取するために、明日からはたくさん飲もう!!

といきたいところですが、やはり飲み過ぎはダメとのこと。

ここで一つ、注意すべき点があります。
それは、ホップ成分は確かにビールにたくさん含まれますが、「ホップ」と「ビール」は別物であるということです。
ビールを飲んだら、すぐにホップ成分の薬理作用が得られるというわけではありません。
P.154

続けて以下の記述もあります。

一番の違いは、ビールには5%程度のアルコールが含まれているからです。
そもそもアルコールには、即効性の薬理作用がありますから、その効果が、ホップ成分によるものなのか、それともアルコールによるものなのか区別がつきません。この点に関しては、今後のさらなる研究が必要でしょう。
P.155

うむ、やはりまだ研究の余地はあるようですね。
アルコールがないビールはあんまり好きではありません。
しかし、著者は次の様にも述べています。

たとえアルコール成分があったとしても、1日1杯(500ミリリットル程度)のビールを飲むことは、健康にいいと、私は自信を持って言えます。
P.156

はい、お墨付きをいただきました!
飲み過ぎなければ良いんですってよ!
皆さん、くれぐれも飲み過ぎないように。
これが一番難しい…

まとめ

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photo credit: Edson Hong via photopin cc

本書には、この記事で触れた以外にも様々なビール、ホップの可能性について言及されています。
例えば、アルツハイマー病や白髪防止剤、そして放射能防護作用といった分野にまで。

本書では、僕の説明なんて足元にも及ばないほどの理系的な説明が記述されています。
僕が完全な文系脳なので、その辺の話はあまりふれませんでしたが、もっと詳しく知りたいという方は是非一読して見ることをおススメします。

ビールの意外な効能について知ることができて、衝動買いだった割にはとても満足できた書籍でした。
ビールは適量なら健康に良いですよ〜。
それでは。

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