【レビュー】「Bose QuietComfort 20」のノイズキャンセリングとイヤホンとしての使いやすさをチェック!

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人生初ボーズのやすも@yasumoha)です。

以前から興味はあったけど試す機会がなかったノイズキャンセリングをついに購入してしまいました!Boseの「QuietComfort 20」です。

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「QuietComfort 20」とは

Boseから発売されたノイズキャンセリング機能付きイヤホンです。これまでも同様の製品はあったのですが、2015年の6月末にリニューアルされました。

僕が購入したのはApple製品対応版のブラックです。

ハイレゾを考えると「スマートフォン対応版」が良いのかもしれませんが、これまで構築してきたiTunesライブラリがあるのでApple製品対応版にしました。

「QuietComfort 20」を2つの観点からチェック

本記事は「QuietComfort 20(=QC20)」を以下の2つの観点からチェックして書いてみました。

  • ノイズキャンセリング
  • イヤホンとしての使いやすさ

『ノイズキャンセリング』は僕がQC20でもっとも期待していた機能。ここがダメなら即失敗と判定してしまうほど重要なところ。

『イヤホンとしての使いやすさ』も外せません。いくらノイズキャンセリングが優れていても、イヤホンとして使いにくい製品ならば意味がないと思うのです。

ノイズキャンセリングとイヤホンとしての使いやすさ。どちらかだけでもダメ。両者がそろってはじめてQC20を買ってよかったとなると考えています。

なお、本記事ではイヤホンの大事な要素である「音質」についてふれていません。語れるほどの耳もウンチクも持ち合わせていないし、何より個々人で好みが分かれると思いますので。

ノイズキャンセリングの効果は絶大。ただし、苦手な音もある。

あらゆるノイズを消して静寂な世界へ誘ってくれる。

そう信じて購入したQC20なのですが、何事にも得意なことと苦手なものがあるように、この製品のノイズキャンセリングも万能ではありませんでした。

そこで、QC20のノイズキャンセリングが得意とするシーンと苦手とするシーンを紹介します。

《得意》電車や自動車が発するノイズには効果抜群

電車や自動車の発するノイズに対しては絶大な威力を発揮してくれます。

電車が線路を走る音、車が道路を走る音。どちらも見事に消えて無くなります。

走行音だけでなく諸々のノイズ。PCのファンやエアコンの音、新聞や雑誌をめくるときに紙がすれる音、何かを落とした音、うちわ&扇子をあおぐ音。これらももちろんキャンセル。

おかげで、電車やカフェといったちょっと騒がしい場での読書や考え事、ゲームといったあらゆる作業の没入感がとっても高まるので、作業がすこぶる捗ります。

この点は期待通りで、購入した甲斐があったと言えます。

日常にノイズが溢れていることと静寂の偉大さを実感しました。

《苦手》「人の声」は残る

QC20は電車や自動車、もっと言えば「モノ」が発するノイズに関しては効果抜群です。でも、いまいち効果を発揮しないノイズもありました。それは

人の声

人の声も同じノイズと考えていたので綺麗に消してくれると期待していたのですが、完全には消してくれません。多少は小さくしてくれるのですが、残るのです。

QC20にはノイズを消したまま周囲の必要な情報だけを聞き取りやすくしてくれる「Awareモード」があります。使い始めた頃はその機能が有効になっているのかと思いました。しかし、残念ながらスイッチはオフでした。

電車やカフェでマダムたちの会話が盛り上がってくると、かなり聞こえてきます。ちょっとした一言なら気にならないのですが、会話となるとどこかで気になってしまい、意識がそちらに引っ張られてしまう…

QC20はファーストフード店やカフェで『会話があふれている』ランチタイムやティータイムは苦手。時間帯や店舗を工夫する必要がありそうです。

イヤホンとしての使いやすさは可もなく不可もなく

QC20はイヤホンとして使いやすいのか。以下の各部をチェックしてみました。

  • コントロールモジュール
  • イヤーチップ
  • ケーブル

触り心地がとっても気持ち良い「コントロールモジュール」はコンパクトなのにバッテリー長持ち

QC20の目玉機能となるノイズキャンセリングをオン、オフするスイッチがあるコントロールモジュールです。

表面の素材はシリコンラバーコーティングという名称とのことですが、とにかく『さわり心地』が良いのです。ツルツルでもなく、ひっかかるでもない。しっとりとしていてベタつかない。ずっと触っていられます。あ、さわり心地はイヤホンの使いやすさに関係ないか。

大きさをiPhone 6 Plusと並べて比較してみました。

胸ポケットに余裕で収まるサイズです。厚みもiPhoneと同じかそれ以下といった程度。重さも微々たるものなので、移動の負荷になることはありません。コンパクトであることはイヤホンの使いやすさにプラスですね。

前述のノイズキャンセリングをオン、オフするスイッチがこちら。

左から右へスライドさせるとノイズキャンセリングが有効となります。

このコントロールモジュールにはもう一つ重要な機能が内蔵されています。それは、バッテリー。持続時間は2時間の充電で16時間。これだけ持てば、毎日充電に追われることはないので合格。

ちなみに、充電はマイクロUSBケーブルでします。

ケーブルの差込口はノイズキャンセリングスイッチの反対側にあります。

なお、QC20は充電しながら使うことができます。そこまで追い込まれることはないと思いますが、できることが多いのは良いことです。

また、バッテリーがきれてもノイズキャンセリングのないイヤホンとしても使えるので、安心です。予備のイヤホンを持つ必要はありませんよ。

コントロールモジュールに関してもう一つ。イヤホンプラグ付のケーブルがはえてます。

ケーブルが短すぎるので、折り曲げたときのダメージが少々心配です。

iPhoneを確実に操作できるマイク付きリモコン

こちらがマイク付きリモコン。

音量の調整とAwareモードのオン/オフや着信応答・終話の切り替えができます。僕が購入したQC20はiOS用(iOS以外のスマートフォン用もあります。)ですが、前述の操作は確実にできました。

水色のスイッチがAwareモードのオン/オフスイッチです。

コントロールモジュールをポケットにしまっていると、いちいち取り出すのが面倒です。でも、リモコンにこのスイッチがあるとコントロールモジュールを取り出さなくても済むので楽チンです。

イヤーチップは長時間つけても疲れないが、密着感が弱い。

Boseのイヤホンといえば、独特な形状のイヤーチップ。「StayHear+(ステイヒア・プラス)チップ」というそうです。

楕円形でニョキッと棒がはえてます。

素材はシリコン製なので、グニャリとつぶせますが、すぐに元に戻ります。

着け心地はシリコン製ということで、悪くありません。長く着けていても疲れませんし。

ただし、密着感はイマイチ。耳の奥までささるカナル型イヤホンと比べると、耳の穴を塞いでいるだけなので隙間を感じます。密着感がもっと高まればノイズキャンセリングの効果も高まると思うのですが。人の声も消してくれるんじゃないかしら。

密着感が弱いとケーブルが何かに引っ張られるとすぐに抜けてしまいます。QC20も例外ではなく、ケーブルが引っ張られると抜けてしまいます。ニョキッとはえた棒が支えになるようですが、シリコン製で柔らかいので抜けそうになっても踏ん張ってくれません。

カナル型のイヤホンが好きな方は、QC20のイヤーチップはお気に召さないと思います。

頑丈なケーブルだが、取り回しに難あり

お次はケーブルです。QC20のケーブルの特徴を一言で言うと「頑丈」。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、太いです。ゴワゴワしてます。iPhoneに付属しているイヤホンのケーブルより全然太い。

太さのせいで取り回しにくいです。付属のポーチに収納するのも一苦労。

でも、悪いことばかりじゃありません。太い分、丈夫です。ちょっとやそっとじゃ断線しないでしょう。この点、安心です。

ちなみに、ケーブルの途中にはクリップがついています。

衣服やカバンにケーブルを固定できます。ケーブルが太い分、重さもあるので固定しないとブラブラと暴れてしまいます。なので、このクリップを使って固定しておけばブラブラしないで落ち着きます。

なお、クリップの位置は変更可能です。ベストな固定位置を発見すれば、ケーブルが何かに引っ張られてイヤホンが抜けることも防げるはずです。

まとめ

Boseの「QuietComfort 20」を「ノイズキャンセリング」と「イヤホンとしての使いやすさ」という2つの観点からチェックしてみました。

結論は、作業への没入感を高めてくれるノイズキャンセリングは「優秀」。ただし、会話が多い場所&時間帯で使う場合は注意が必要。イヤホンとしての使いやすさは「及第点」でした。

ノイズキャンセリングを優秀とした理由は、騒音に対して抜群の効果を発揮してくれるからです。その効果がもたらしてくれる集中領域、ゾーンとでもいえる時間はとてもありがたい。

ただし、人の声は完全にキャンセルできません。マダムや学生の会話が盛り上がってきたら速やかに場所を変えるなどの対応が必要です。

イヤホンとしての使いやすさを「及第点」とした理由は、イヤーチップとケーブルにあります。

普段、カナル型のイヤーチップを使っている僕にとってQC20のイヤーチップは密着感が物足りませんでした。ケーブルは太すぎて取り回しがしにくいです。

でも、プラスの要素もありました。それが小型軽量のコントロールモジュールとバッテリーの持続時間、確実操作のマイク付きリモコンです。コントロールモジュールが大きかったら取り回しはさらに悪化するし、バッテリー持続時間が短ければ充電の手間がかかります。イヤーチップとケーブルのマイナス面はこれで帳消しと考えて「及第点」です。

最終的な結論としては、使いどころを間違えなければ素晴らしいイヤホンかなと。

やすもは思った

Bati2

QuietComfort 20のノイズキャンセリングに完全な静寂を求めていた僕としては、人の声という弱点がある点は残念でした。でも、それ以上にノイズキャンセリングがもたらしてくれる「没入感」という恩恵にありがたさを感じます。何か作業をする時やリラックスしたいときに最高の援助となっていますから。没入感、欲しい人にはオススメです!

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