MacBook Airのスリープ復帰を速める設定。ただし、リスクありです。

mac

MackBook Airを購入してから、もうすぐ一年が経とうとしています。
@yasumohaです。
一年近くも使ったからでしょうか。最近スリープからの復帰が遅くなって来ました。
パスワードの入力欄にカーソルが表示されるまでの時間が長くなってきたのです。
そこでGoogle先生にお尋ねして試したところ、復帰までの時間は短縮されました。
ですが、気になることも出てきてその設定は結局止めることにしたのです。
その顛末を記します。

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スリープからの復帰時間は「hibernatemode」で設定

結論から言えば、「hibernatemode」とやらの設定を調節すればスリープからの復帰は短縮されます。
参考にした記事はこちら。

MacBookのスリープからの復帰が遅いと感じた時にオススメの設定変更 – 拡張現実ライフ


実際、この記事に従って設定したところ、短縮されたのです。
hibernatemodeの値を「3」から「0」にすれば完了。
ターミナルを使いますが、簡単にできました。
ありがとうございます。

hibaernatemodeの値の意味

確かに復帰は格段に速くなりました。
ここでふと疑問が。
「0」や「3」はどういう意味なのか?
ターミナルで設定するあたり、システムの大事な設定に違いありません。
それを意味も分からずに簡単に変更してしまってもいいのか。
Google先生の出番です。
すると、こんな記事を見つけました。

Macのスリープモードを変更: あれやこれや備忘録
hibernatemode …


こちらの記事によると、hibernatemodeには以下の様な意味があるようです。

通常スリープ(hibernatemode 0):スタンバイ状態でメモリデータの退避は行わない。すぐに復帰出来る反面、バッテリ枯渇時には作業状態が全て消去される。

ディープスリープ(hibernatemode 1):休止状態でメモリデータの退避を行う。復帰に時間が掛かる反面、バッテリが枯渇しても作業状態は保持されている。

セーフスリープ(hibernatemode 3):バッテリ容量が十分あるうちはスタンバイ状態、バッテリの消耗が進むとディープスリープへ移行する。バッテリが十分にあるうちはすぐに復帰出来るし、なおかつ万が一の場合にも作業状態を失わない。

via: Macのスリープモードを変更: あれやこれや備忘録

スリープ復帰の高速化に伴うリスク

なるほどx2。
「0」で短縮される理由が分かりました。
スタンバイ移行時にメモリデータの退避を行わないので速いのか。
その代わり、「万が一の時は作業中のデータは全て失われてしまう」リスクがあると。
なかなかリスキーですね。

これまで設定していた「3」はどうか。
バッテリーが十分にあるうちはメモリデータの退避をしない。
バッテリーが消耗してきたらハードディスクにメモリデータを書きだして退避させると。
この「メモリデータをハードディスクに書きだして退避させること」を「ディープスリープ」というようです。
ハードディスクに退避させてしまうので、電力消費量が抑えられるそうですよ。
スリープとディープスリープを使い分けてくれるようです。

「1」は常にディープスリープということですね。
電力も消費しないし、作業中のデータも常にハードディスクに退避させるので一番安心な設定ですね。常に遅いけど。

「2」はなぜないのでしょう…

やっぱり「3」に戻すことにしました。

「0」が速いことは分かりました。
でも、速さの分、リスクを伴っていることも判明しました。
ただでさえバッテリーの消費が早いMackBook Air。
もしも2,3日の旅行でMackBook Airを置いて行ったら、バッテリーが無くなりそうです。
スリープの持ち時間が長いことは知っていますが、それも十分に充電されていればです。
よくよく考えてみたら、そんなに高速起動が必要とされる場面てあまりありませんでした。
それよりも、書きかけの記事を旅行から帰ってきて仕上げようと思って、いざ取り掛かろうとしたら消えていたなんて事態の方が恐ろしいです。
「1」ほど安心、確実さを求めはしませんが、「3」くらいは必要です。
そう思って今回は「3」に戻しました。

まとめ

いつもの僕ならば、「スリープからの復帰が短縮したぞ!わーい!!」となって終わるところです。
しかし、今回は最初に見つけた記事の作業から、もう一手間かけて調べてみました。
すると、やっぱりいろいろと得るものがありますね。
当初の目的は達成できても、気になることがあれば更に調べることって大事。
最初の記事の最後にも、ちゃんと「自己責任でお願いします」と書いてあります。

Imadesyo

「いつやるの?」→「いまでしょ!」
こんな感じで、すぐに取り掛かることは大事です。
やらずに忘れてしまうよりは、はるかにマシ。
でも、やった後で一度冷静に考え直すことも大事かなと思いました。

今回、僕はhibernatemodeの設定は「3」に戻しましたが、「0」にすることでスリープからの復帰が速くなることは確かです。
ただし、リスクも伴います。
それでも高速化したい方はお試し下さい。
それでは!

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