「できれば使いたくない。でも、ないと困るもの…」
それが我が家のイエデン、固定電話です。
ただで使えるなら最高なのですが、そうそうウマい話もありません。
そこで月額1コイン、500円で運用できるイエデンを考えてみました。
月額1コイン(500円)イエデンを実現する条件
詳細は後述しますが、結論からいうと以下の条件を満たせば1コインでイエデンを維持できます。
- 「0 SIM(ゼロシム)」 by So-net
- スマートフォン(ドコモ白ロム/SIMフリー)
- SMARTalk(通話アプリ)
- 一カ月の通話を「31分以内」におさめる
対象となる人
この方法は以下の条件を満たす人が対象となります。
- 光回線等の安定した通信環境が家にない
- 通話は最低限の用件だけで済ますので安い電話が欲しい
- ガラケー相手に通話する必要がある
この条件を見ると分かると思いますが、あまり広範囲の人にオススメできる方法ではありません。
それでも興味があるという人は続きをどうぞ。500円で電話を維持できるならオイシイ話だと思いませんか。
1コイン(500円)イエデンを実現しようと考えたきっかけ
これまでイエデンとして使っていたソフトバンク版iPhone 4s+楽天モバイルが使えなくなってしまったからです。
おそらくiOSをアップデートしたせいでGPPを使ってもSIMを認識してくれなくなってしまったのです。
その辺の経緯を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ども。やすも(@yasumoha)です。ソフトバンク版iPhone 4sをSIMロック解除してドコモ回線で使うことができました…
ドコモ回線で家電話として使っていたSB(ソフトバンク)版iPhone 4sが、ドコモ回線をつかまなくなってしまいました…
「0 SIM(ゼロシム)」との出会いでひらめいた
我が家では今後もイエデンが必要なので別の手段を考えなくてはなりません。できるだけお安い、最低限の通話品質を持った手段がないものかと悩んでおりました。
そんなときに出会ったのが雑誌「デジモノステーション 2月号」の付録「0 SIM(ゼロシム)」。提供はSo-net(ソネット)です。
初期手数料なし(雑誌付録のみ)で1カ月に500MBまで無料でデータ通信ができるという、一家に一枚持っておきたいステキなSIMカードです。
「こいつを使えばお安いイエデンが実現できるのではないか!」
そう閃いちゃったのです。
ちなみに、今となっては前述の雑誌は入手できないと思いますが、2016年1月26日から一般向けにもサービスの提供が開始されました。
雑誌の付録と違い初期登録手数料(3000円)はかかってしまいますが、それでもお得なサービスだと思います。
1コイン(500円)イエデンに必要なもの
「0 SIM(ゼロシム)」というお得なSIMカードが手に入ったものの、これだけではイエデンは実現不可能。SIMを使うスマートフォンと通話アプリが必要です。
- スマートフォン(Xperia Z3 Compact)
- 通話アプリ(SMARTalk)
スマートフォンは「0 SIM(ゼロシム)」がドコモ系列のMVNOなので、ドコモ製の白ロムかSIMフリーのものが必要となります。
僕はXperia Z3 Compact(z3c)を使うことにしました。iPhone 6sと2台持ちしていた片割れですが、画面サイズがほぼ同じで面白みがなくなったからです。
イエデンとしては電話番号が必要なので050はじまりの番号が付与されるSMARTalkを使います。
基本料金は無料、使わなければ0円維持も可能なので選びました。iPhone 4s+楽天モバイルの頃から使っていましたが、通話品質も可、不具合などもなかったので使い続けることにしました。
電話番号が必要な理由は、スマートフォンを持っていない相手とも通話するためです。
相手がLINEやらFacebook、Googleハングアウトを使っている人ばかりなら必要ありません。
でも、例えば両親、祖父母といったスマートフォンではなくガラケーユーザーには電話番号が必須なのです。
1コイン(500円)イエデンを実現する使い方
1コインイエデンに必要なものがそろってもまだスタートラインに立っただけ。月額500円以下を目指すなら使い方にも工夫が必要です。
まず「0 SIM(ゼロシム)」とSMARTalkの料金体系を確認しておきます。
- 「0 SIM(ゼロシム)」は一カ月に500MBまでは無料。それ以降は従量課金。
- SMARTalkは月額基本料金は無料。30秒ごとに8円が課金。
実はこれだけでは不十分。1コインイエデンを実現するには、もう一つ情報が必要となります。
それはSMARTalkの通話時にかかるデータ通信量。
SMARTalkの通話にどのくらいのデータ通信が発生するのかが分からないと、「0 SIM(ゼロシム)」とSMARTalkのどちらが先に1コインの壁を突破してしまうのかが計算できませんからね。
そこでz3cにインストールしたSMARTalkで30秒通話したときのデータ通信量を計測してみました。
30秒で461KBとなりました。
このデータはITmediaさんの以下の記事ともほぼ同じ(428KB)なので、信用できそうです。
IP電話アプリ「050 plus」と「SMARTalk」を使ってみた! – ITmedia Mobile
計算しやすいように分単位になおすと、SMARTalkが1分で使うデータ通信量は「1MB」。
つまり、1コイン500円でSMARTalkで通話できるのは最大500分。
(500MB÷1MB/分)
一方、「0 SIM(ゼロシム)」は1コイン500円で最大31分。
(8円/30秒→16円/分。500円÷16円/分≒31分)
以上のことから1コイン以内でイエデンを使うために重視すべきデータは、先に1コインの壁を突破してしまう「0 SIM(ゼロシム)」となります。
よって、一ヶ月の通話を31分までにおさめれば、1コインイエデンが可能ということになります!
我が家の使い方は子供が学校から帰ってきたときの連絡(ただいま&誰とどこへ遊びに行って何時に帰ってくる)だけなので、一回の通話は1分もかかりませんので十分。
子供が1カ月に通学する日数は25日程度だと思うので、1分×25日=25分となって1コイン条件にマッチします。
やすもは思った
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そもそもスマホを持たせれば良いという考えもあると思いますが、低学年ということでまだまだ安心して持たせることができないのです。そんなわけで、こんな面倒な手段を考えてみました。
我が家のようにまだスマホを持たせるには不安なお子様がいるなら、ぜひ1コインイエデンを試してみてください。
イエデンにお金をかけたくないけど、ないと困るという人にもオススメです。
SMARTalkよりも1コインの壁を早く突破してしまいそうな「0 SIM(ゼロシム)」は、100MBごとに+100円といった従量課金制なので多い月でもダメージは少なくて済みそうなので。
500分まで話せるSMARTalkの料金はそれほど気にしなくてOKでしょう。
それでは!
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